iPhoneで作曲してみよう:MIX編
iPhone/無料のDTMソフトGarageBandだけで音楽を作ってみるコーナー!
CHE.R.RY / YUIのサビだけを題材に、録音を全て終えまして、今回は「ミキシング」という編集作業です。
前半はトラック音量・トラックパンの使い方になります。
ボーカルレコーディングを終えて、音量バランスなどを整えるミキシング作業に入ります。
ミキシング(以下:mix)は、コンプレッサーやイコライザーなど、難しい機能がつきまとってしまいますが、今回はそういった難しいツールは使わず、簡単な機能だけを使ってmix処理を行なっております。
では、さっそく全て録り終えた音源を聴いてみます。 そして「この楽器、音が大きくてうるさいな。。」というパートを探してみましょう。
聴いた印象で感じたのは「EGt」のトラック(サイドギター)が大きかったので音量を下げることにしましたが、ここで注意点がひとつあります。
それは「カクテルパーティ効果」に気をつけることです。
カクテルパーティ効果とは、周辺の雑音レベルがかなり高い状況でも会話相手の声はきちんと聞き取れる現象のことを言います。
「聞き耳を立てる」とかなり似ていますね。
その為、一度フォーカスしてしまった音を下げても、下がった感じがせず逆にバランスの悪いmixになってしまいます。
では、どうれば良いのか?
それは【一度、音量を下げます!】
そして再生しながら、ボリュームを上げていき、好みのバランスを作って行くとスムーズに音量バランスを整えることができます。
「あれ?昨日はこんなバランスじゃなかったのにな?」
といった現象が起きにくくなるでしょう。
是非、お試しくだい!
続いてトラックパンの使い方についてです。
今回コピーしたCHE.R.RYは、エレキギターが2本入ってます。
その2本を右や左に傾けることで音の定位が豊かになり、より迫力のあるサウンドを作ることができます。
以下、画像中央少し左にあるトラックコントロールボタンを押します。
すると「トラックパン」というつまみが表示されます。
トラックパンに関しては、言葉や文字で説明するより動画を見て体験した方がわかりやすいかと思います。
お手持ちのiPhoneを使って同じように操作するだけも、その効果を感じれる
でしょう。
動画内では検証した末、EGt(サイドギター)を左に、EGt2(リードギター)を右に振りました。
是非ご参考ください。
次回は、mix編後半「ボーカル処理」「オートメーション」についてご紹介します。
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