ギターアンプ 使い方【マーシャルJCM2000編】
ライブハウスやスタジオに必ずと言って良いほど置いているロックには欠かせないMarshall(マーシャル)アンプ。
その中でもJCM2000というシリーズのアンプの使い方や機能について解説しました。
真空管(チューブ)アンプの特徴
このアンプはヘッド・キャビネットが別々になっているスタックアンプという部類のものになります。
また、ヘッド部には真空管(チューブ)を搭載しています。
真空管を搭載していないタイプのアンプをトランジスタアンプと言います。
これは前回、紹介したRoland/Jazz chorusがこれに当たります。
「power」スイッチと「standby」スイッチとあります。マーシャルアンプでいうと赤色のスイッチがパワースイッチで黒色のスイッチがスタンバイスイッチになります。
電源を入れる順番は「power」スイッチ→「standby」スイッチ
これは真空管アンプの場合は音を出すためには真空管を温めなければ音がないためで「power」スイッチで電源が入り真空管を温め出し出します。この時点ではツマミを操作しても音は全くでません。約1〜2分ほど待ちましょう。真空管が温まったら次に「standby」スイッチを押し、ツマミを操作すると音が出るような仕組みになっています。
電源を切るときは「standby」スイッチ→「power」スイッチ
電源を入れる時の逆の順番になります。また、今度は真空管を冷やさなければいけないのでスタンバイスイッチをオフにしてから1〜2分ほど待ってからパワースイッチをオフにしましょう。
ギターからアンプに繋ぐシールドを繋ぐタイミングですが、これはパワースイッチを入れたらスタンバイスイッチがオンになる前でもシールドはさして大丈夫です。この時、アンプのツマミが0であることを確認しておきましょう。
真空管(チューブ)アンプはデリケート真空管アンプはトランジスタアンプに比べて故障しやすいです。振動にも弱く、正しい電源の入れ方せずに扱ってしまうと故障の原因にもなります。また、真空管は消耗品でもあるので定期的な交換も必要になります。その点からも真空管アンプはデリケートなアンプになりますのでライブハウスや音楽スタジオでの扱いはマナーとして正しい使い方をしっかり守りましょう。
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