5つの音で構成された音階=ペンタトニックスケール
エレキギターの特にロック系のジャンルではメジャー・マイナースケールよりもよく使われるのがこの
ペンタトニックスケールです。
スケールというのは基本的に7つの音で構成されているものがほとんどなのですが、
ペンタトニックスケールは5つの音で構成がされています。
実は「ペンタ」という言葉には「5つ」という意味があることからこの名称がつけられている訳です。
つまり、1オクターブの中に5つの音階で構成されている総称がペンタトニックスケールということです。
ペンタトニックスケールにもメジャーとマイナーが存在します。
ロック系ではマイナーペンタトニックのほうが良く使われていると思います。
マイナーペンタトニックスケール
構成音に関しては、マイナースケールの2番目と6番目の音を抜き取った音階と一致します。
これにより、マイナーペンタトニックスケールには半音階のインターバルが存在せず、1音または1音半のインターバルで構成がされていることになります。
このスケールの特徴としてはメジャーやマイナースケールと比べるとメロディアスさには欠けますし、コード感もはっきりしない印象です。
しかし、マイナーペンタトニックスケールといえば初期のロックから現在のロックまで常套スケールとして多くのロックギタリストが必ずといってよいほど使用してきました。
これだけ使用される理由としては、構成音が少ないこともあってか、音楽的な適応範囲が広いからだといえます。
メジャーペンタトニックスケール
メジャーペンタトニックスケールもマイナーペンタトニックスケール同様に5つの音で構成されています。
構成音はメジャースケールの4番目と7番目の音を抜き取った音階と一致します。
ですのでメジャーペンタトニックスケールにも半音階のインターバルは存在しません。
ポジションはマイナーペンタトニックスケールを1音半下方向に移動させると
メジャーペンタトニックスケールになります。