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Vidu Aiでミュージックビデオを作成する方法とコツ。西海岸ポップパンクMV:猫バンド

約5分

Vidu Aiでミュージックビデオを作成する方法とコツ。西海岸ポップパンクMV:猫バンド

今回はバンドの楽曲のMVを製作するにあたってAIを駆使して製作しました。西海岸系の疾走感のあるポップパンクをテーマにしたこのミュージックビデオは、Chat GPTVidu Aiを駆使して制作され、猫バンドがカリフォルニアの象徴的なスポットで繰り広げる旅が描かれています。ここでは、その制作過程とポイントを詳しくご紹介します。

完成した動画はこちら

ビデオのコンセプト:カリフォルニアの猫バンドの旅

ビデオの物語は、カリフォルニアのガレージからスタートします。バンドメンバーは猫たち。彼らは、ギター、ベース、ドラムを持ち、ガレージでエネルギッシュに演奏を繰り広げます。その後、ミニクーパーに乗り込み、カリフォルニア州の有名な観光地を巡ります。ゴールデンゲートブリッジ、ハリウッドサイン、ハリウッドウォークオブフェイムといったところを舞台に、メンバーがそれぞれ訪れ、最後はスケートボード上でのバンド演奏シーンに。

疾走感溢れる音楽と、可愛らしい猫たちの演奏が織り交ぜられたこのビデオは、視覚的にも音楽的にも見る人を楽しませてくれる内容です。

使用したAIツール:ChatGPTとVidu AIの連携

このビデオ制作では、二つの強力なAIツールを駆使しました。まずは、ChatGPTで猫バンドのキャラクター設定を行い、それぞれの猫に個性を持たせました。このプロセスでは、バンドメンバーとしての性格や外見を細かく指定し、生成された画像をもとにキャラクターを完成させました。

Chat GPTでキャラクターのペルソナ設定

今回の登場人物は3匹の猫です。その 三匹の猫それぞれにキャラクターを設定したプロンプトをChat GPTに入れて画像を生成しました。

chat gpt

●ギターボーカル:アメリカンショートヘアの子猫。

使用ギターはPaul Reed Smith Custom 22 20th Anniversary(グレーブラック)。背後にMESA BOOGIE Dual RectifierとRectifier Diagonal Cabinetのスタックアンプを設置。ボーカルマイク・ボーカルスタンドを置いて猫の口もとの高さにあった位置に設置してください。 服装は黒のTシャツ、ダメージデニムのジーパン。converseの黒のJACK PURCELL、左手に腕時計。

●ベース:メインクーンの子猫。使用ベースはFender jazz Bass。

背後機材はAmpegのSVT-CLとSVT-810Eのベース用のスタックアンプを設置。服装はキャップをBack to Frontで着用。サングラスをかけている。上半身は裸、Dickies ワイドルーズショートパンツ、Vans SK8-Hiのスニーカー、右手に黒のリストバンド。 クロムハーツのネックレス着用。 

●ドラム:マンチカンの子猫。ドラムセットのバスドラムに「THESTRAIGHTLINE」のロゴ(横一列)を入れる。服装は黒縁メガネをかけている。ハットをかぶっている。半袖の淡い水色のシャツ。

VIdu AIで動画生成

次に、Vidu AIを使用して、映像の生成を行いました。Vidu AIには、以下の3つの動画生成方法があります:

  • Reference to Video
  • Image to Video
  • Text to Video

動画生成方法の試行錯誤

実際に、これらのツールを使ってみた結果、各ツールにはそれぞれの強みと弱みがありました。特に、「Image to Video」では、画質は非常に良かったものの、動画の動きが制限されがちであることが分かりました。一方で、「Text to Video」はさらに動きが少なく、実用的なクオリティに達することは難しいと感じました。

そこで、最も効果的だったのが「Reference to Video」でした。この方法では、既存の有名なミュージックビデオを参考にし、カット割りやアングルを参考にしながら素材を生成していきました。この方法によって、猫バンドがリアルに動き、躍動感のあるシーンが完成しました。

さらに、動きの設定を「Large」にしても、「Image to Video」では動きが小さくなる傾向がありました。そのため、時には「Reference to Video」で生成した動画のフレームを抽出し、それを「Image to Video」で再度生成するという手法も取り入れました。このように、異なるツールを組み合わせることで、最終的に理想的な映像を作り上げました。

Vidu AI

upscale機能による画質向上

また、生成した動画に対しては、Vidu AIのupscale機能を使用することで、画質を高画質にすることが可能です。1080p、2k、4Kといった異なる画質を選んでアップスケールできます。今回のプロジェクトでは、すべての生成動画に対して4Kでアップスケールを施しました。結果として、劇的に画質が向上したわけではありませんが、確実に画質は改善され、より鮮明でクリアな映像となりました。

Vidu

AI技術の進化とその可能性

Vidu Aiを使って制作したこのミュージックビデオは、AI技術がどれだけ進化しているかを実感させてくれます。従来の映像制作では時間と労力がかかる部分を、AIが効率的にサポートしてくれるため、よりクリエイティブな表現が可能となります。また、異なるAIツールを組み合わせることで、より精度高く映像を作り上げることができる点が、このプロジェクトの成功の鍵となりました。

まとめ

このビデオは、音楽と映像、そしてAI技術が一体となったクリエイティブな作品です。猫バンドの旅とともに、Vidu AIの技術を駆使して作られたミュージックビデオは、見る者を引き込むこと間違いなしです。今後も、このような新しい技術を使った映像制作の可能性を探りながら、更なるクオリティを追求していきたいと思います。

Vidu

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