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ボイトレ初心者が最短で上達する方法|正しい練習順とNG習慣

約7分

「声が小さい」「高音が出ない」「音程が安定しない」「喉がすぐ疲れる」
こうした悩みは、才能やセンスの問題に見えがちですが、実際は多くの場合 “声の仕組み”と“使い方”のズレ が原因です。

この記事では、ボイストレーニング(ボイトレ)を 呼吸・声帯・共鳴 の3軸で整理し、初心者でも今日から実践できる練習メニューを、順番通りに紹介します。

ボイトレ完全ロードマップ

  • 声が出ない・声量が上がらない根本原因
  • 腹式呼吸が「できてるつもり」になってしまう理由
  • 音程がズレる原因と、耳と声を分けて直す方法
  • 高音が出ない時に起きていること(喉締め・支え不足・共鳴不足)
  • 声帯を守りながら上達する練習順序と注意点

なぜ「思い通りの声」が出ないのか?(原因は3つ)

声はこの3要素が噛み合って成立します。

  • 呼吸(息の流れ):声の燃料
  • 声帯(振動):音の発生源
  • 共鳴(響き):声の通り道・ボリューム

どれか1つだけ頑張っても、うまくいきません。
「腹式呼吸だけ」「ミックスだけ」など、単発でやると伸び悩むのはこのためです。

【第1章】ボイトレはまず呼吸から|腹式呼吸を“安定した支え”に変える

腹式呼吸=お腹を膨らませるだけ、ではない

腹式呼吸の本質は、胸をバタバタさせずに 横隔膜の動きで息を安定させること
ここができると、声量・音程・高音のすべてが改善しやすくなります。

【練習1】横隔膜の動きを体で覚える(3分)

目的:胸呼吸を減らして、息の土台を作る

  1. 仰向けに寝て、お腹に手を置く
  2. 吸う→お腹がふくらむ/吐く→お腹が戻る
  3. 胸や肩が大きく動かないようにする

ポイント

  • 「たくさん吸う」より「下に広がる感覚」が大事
  • 胸が上がると、声が揺れやすくなります
【練習2】支えのある呼吸(5分)

目的:歌う時に息がブレない状態を作る

  1. 立って息を全部吐き切る
  2. 5秒でゆっくり吸う
  3. 10秒で「スーー」と一定に吐く

注意点

  • お腹は固めすぎない(柔らかく支える)
  • 肩を上げない
  • 息のスピードを一定に

目安:1日10回×3セット(慣れたら12秒→15秒へ)

【第2章】音程が不安定な人の直し方|「聴く力」と「出す力」を分ける

「音程が取れない」は、ほぼ次のどちらか(または両方)です。

  • 正しい音を認識できていない(耳)
  • 認識できても声で再現できない(声帯コントロール)

最短で改善するなら、耳と声を別トレにします。

【練習3】単音まね(耳トレ10分)

目的:音程感覚を“合否判定”から育てる

  1. ピアノ or チューナーアプリで音を鳴らす
  2. その音を声でまねる
  3. 録音して「合ってる/外れてる」だけ判定
  4. 50回×2セット

ポイント

  • 最初は「高い/低い」まで判断しなくてOK
  • 合否が安定してからズレ方向を見ます
【練習4】5音スケール(声のコントロール20分)

目的:狙った音に“ゆっくり着地”できるようにする

  • ド→レ→ミ→ファ→ソ
  • ゆっくり
  • 各音で2秒止まる
  • 録音して確認

注意

  • 喉で押し上げない
  • 姿勢を崩さない
  • 息を一定にする
【練習5】ロングトーン(安定化15分)

目的:音程の揺れグセを減らす

  1. 出しやすい高さでOK
  2. 10秒キープ
  3. 5回×3セット
ボイトレ

音程が取れない原因と直し方|耳と声を分ける練習法

音程が不安定な人向けの専用トレーニングはこちら

【第3章】高音が出ない原因と改善|“喉”ではなく“支えと響き”で上げる

高音が苦しい時、多くは次のパターンです。

  • 喉で押している(喉締め)
  • 息が足りない or 息が暴れている
  • 響きが上に抜けていない(共鳴不足)
  • 地声と裏声の境目でひっかかる(声区の段差)

つまり、高音は「筋力」より 出し方の整理 で伸びやすいです。

【練習6】声帯ウォームアップ(合計5分)

目的:高音で壊れない準備

  • リップロール:2分(低めから)
  • ハミング:3分(顔の前側に響きを集める)
【練習7】サイレン(ミックス導入10分)

目的:地声↔裏声の境目をなめらかにする

  • 「ウー」で低→高→低
  • できるだけゆっくり
  • 声が途切れない範囲でOK
  • 3分×3セット

ポイント

  • 無理に地声で張り上げない
  • “つながる範囲”を毎日少しずつ広げる
ボイトレ

裏声しか出ない人へ|地声とつなぐミックスボイス練習法

裏声と地声の境目で苦しくなる人はこちら

【第4章】声量を上げる方法|大きく出すより“通る声”を作る

声量アップは、単に音量を上げるより 共鳴(響き) を整える方が安全で速いです。

声量が出ない人に多い原因

  • 息が弱い(支え不足)
  • 息が強すぎる(声帯が耐えられず枯れる)
  • 響きが前に飛ばない(喉声になる)
【練習8】マスク共鳴(10分)

目的:声を前に飛ばして、喉負担を減らす

  1. 「ング」で鼻腔の響きを探す
  2. 響きを保ったまま「マ行」へ
  3. 5回×3セット
ボイトレ

声が小さい原因は呼吸と響き|通る声を作るボイトレ法

声が通らない人はこちらで改善法を解説

【第5章】喉を守るボイトレ習慣|上達の前に“故障しない”を作る

声帯を守る基本(5つ)
  • 水分補給(乾燥を避ける)
  • 睡眠(回復が最優先)
  • 加湿(50〜60%目安)
  • 刺激物を控える(荒れてる時ほど)
  • 発声後は声の休憩を入れる

声が枯れた時の対処

  • まず会話も含めて声を休める
  • スチームで保湿
  • 温かい飲み物
  • 数日続くなら耳鼻咽喉科へ
ボイトレ

声が枯れる原因と正しい治し方|歌いすぎても壊れない発声習慣

声が枯れやすい人は、こちらの記事で原因と対策をチェック

【第6章】おすすめ練習メニュー(毎日版・短縮版)

忙しい人向けに、最低限のセットにまとめます。

毎日メニュー(30分)
  1. 横隔膜確認(3分)
  2. 支え呼吸(5分)
  3. リップロール+ハミング(5分)
  4. 5音スケール(10分)
  5. サイレン(7分)
短縮メニュー(10分)
  • 支え呼吸(3分)
  • リップロール(2分)
  • 5音スケール(5分)

よくある質問(ボイトレQ&A)

Q. どれくらいで効果が出ますか?

個人差はありますが、呼吸の安定→音程の安定→高音の伸びの順で変化が出やすいです。
録音すると変化が早く実感できます。

Q. 喉が痛い時も練習していい?

痛みがある時は原則ストップ。
無理をすると回復が遅くなります。軽いハミング程度に抑えましょう。

まとめ|声は“正しい順番”で必ず変わる

  • 声の土台は 呼吸
  • 音程は 耳と声を分けて
  • 高音は 喉で上げず、支えと響きで上げる
  • 上達には 継続と記録(録音が最強)
  • 痛みが出たら止める(ここがプロの習慣)

次にやること(最短の一歩)

今日やるなら、まずはこれだけでOKです。
「支え呼吸10秒×10回」+「リップロール2分」
これができると、声のブレが一気に減ります。

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