ギターのパワーコード(5度コード)とは?
パワーコードはエレキギターを弾く上では必須のフォームスタイルなのでしっかりマスターしましょう♪
アコースティックギターで多様されるオープンコード(ローコード)やバレーコードがありますがパワーコードはそのオープンコードやバレーコードを省略した2つの音で成り立ったコードになっています。
少し理論的な解説をするとルート音(1度)と5度の音階でできています。
もちろんエレキギターでもオープンコードやバレーコードも使用するんですがロック系の曲などでは必ずといってよいほど使用されるのがこのパワーコードです。
パワーコードを弾くコツ①
Gのパワーコードで解説します。
押さえ方は人差し指が6弦3フレット、小指が5弦5フレット。
または、薬指で5弦5フレットを押さえる場合もあります。
どちらが良いかは人それぞれですが、曲のフレーズ等で使い分けるのがベストです。
パワーコードを弾くコツ②
右手は5弦6弦めがけてピッキングします。
ここで注意しないといけないのが5・6弦だけを弾こうと思ってもどうしても他の1~4弦もピッキングしてしまうことがあると思います。
他の弦まで弾いてしまうと音が濁ってしまい、不明瞭なサウンドになってしまいます。
ですので、絶対に他の弦に当たらないようにピッキングするのではなく、あたってしまっても大丈夫な様に1~4弦は音をミュートしてあげます。
ミュートは、左手を弦に軽く触れさせて音を消音させる方法です。
ここでは、パワーコードのフォームで左手を押さえたフォームをキープした状態で人差し指の腹の部分を軽く1~4弦に触れさせましょう。
そうすることで、5・6弦だけを弾かないといけないというシビアなストレスから開放されて多少1~4弦にあたっても思いっきりパワーコードをかき鳴らすことができるようになります!
パワーコードを弾くコツ③
そして、初心者の人がやりがちなのが左手に力が入りすぎて力んで弦をおさえてしまうことです。
しかし、実際は軽く押さえる程度でOKです!
逆に力んでしまうとピッチが悪くなります。(音痴に聴こえてしまいます)
そして、右手も力まずリラックスした状態で手首のスナップを効かせて弾きましょう♪
実際に弾いてみましょう♪
パワーコードの詳しい解説
パワーコードは別名5度コードとも呼ばれます。
オープンコードやバレーコードではメジャーコードもしくはマイナーコードと大きく分類されると思います。しかし、パワーコードではそのメジャーとマイナーを区別する基準になる第3音を省略しているのでメジャーマイナーの解釈がありませんのでどちらの場合でも同じフォームで弾くことが可能です。
また、1度と5度のみの構成音でできているので音の濁りが少なくなりハイゲインのサウンドでもコード感を失うことなく鳴らすことができます。ですのでロック的な力強いサウンドを出すことが出来るわけです。
1オクターブ上の音を加えるて弾くケースもよくあります。その場合は5度の音を薬指・1オクターブ上の音を小指で押さえると良いでしょう。譜面上で稀にルートがCの場合「C5」と表記されることがあります。
ロック系の楽曲の中で、三和音のトライアドのコードで弾くには分散しすぎる感じだし、7度の音を足すにも響きが不明瞭になる、だからといってルート単音だと物足りなさすぎる・・・ということから多様されるようになったのがパワーコードです。
この2つの和音の持つまとまりのある音の特徴と、シンプルで簡単に迫力のあるサウンドを鳴らせるということからロックギタリストやミュージシャンに定着した理由なんですね♪