福岡音楽教室|ライトギターミュージックスクール

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音楽スタジオ建設【防音室工事・新築一戸建て施工】-防音材など

約10分

音楽スタジオ建設【防音工事・新築一戸建て施工】

ここでの工事過程は防音と建築に関して素人の私が工事の進行状況を都度、見学したことを記事にしているので専門的なことはわかりません。また実際とは間違った内容も含まれている可能性もありますのでその点ご了承ください。一生に一度になるであろう自分の音楽スタジオの建設。記録に残しておきたいという思いで今回の記事にしています。

2020年初頭に計画スタート。しかし、その直後、タイミング悪く新型コロナウイルスが流行りだし、一時中断。このまま進めるべきが苦渋の選択でしたが自己実現のため計画を進めることを決断。

防音業者選びも悩みました。建築会社と違って防音に特化した業者になるわけですが需要の小さな市場のため会社も少なく会社選びには難航しました。少し不安も残る中、建物を担当する建築会社・防音を担当する防音会社がタッグを組んでやっているところがありそこにお願いすることにしました。

そして、打ち合わせ。建物は音楽スタジオのために一戸建て。最初は1F建てでいく構想だったのですが敷地が狭いこともあり何度も何度も図面修正を重ねながら2階建ての作りでいくことになりました。音楽教室やリハーサルスタジオ、レコーディングで利用出来る音楽スタジオ。1階がメインスタジオ、2階に待合室とサブスタジオという間取りでいくことに。

それにしてもこのコロナ渦の影響がこのスタジオ建築にも大きな影響がありました。ウッドショックの影響で木材が高騰していると。こうやって事前に打合せはしていたのですが正式な契約を結んでいなかったので建築会社の担当者さんから値上げの相談をされ見積もり金額がかなり上がってしまうことに。。。

2021年10月ついに着工。基礎工事が始まりました。

そこから基礎工事から少し期間が空いてから足場が立ち、2021年11月18日に棟上げ。あっという間に柱が立っていき形になっていきます。外壁材はまだで断念材がむき出しの状態です。

外壁・玄関ドア・窓がつき、外観が出来上がってきました。内装は石膏ボードが貼られている状態。ただし階段がないのでまだ2Fに上がれません。外壁はガルバ調の外壁材で窯業系サイディング「フィルテクト・光セラ16 ストライプ10FT」、側面1面のみ木目調の親水コート【KEMEW/FW4873U】を選びました。玄関ドアは入りやすいように室内が見えるガラスタイプを選びました。室内はできる限り外光が入る明るい感じにするために全室、窓を設置しています。また玄関横には地窓を設置。

階段がついたので2Fまで上がれました。これで全体の間取りがはっきりわかるようになりました。

2階の待合室は開放感のある空間にするために吹き抜け天井にし、階段横の腰壁には広く感じさせるために落ち着きのある雰囲気の木製手摺格子壁にしました。階段は機材も運びやすいように比較的幅があり、なだらかな傾斜となっています。

ここから1Fの防音施工がスタートします。(2021年12月中旬)

まずは床から分厚いゴム状の遮音マット(DAIKEN 大建工業 遮音マットS18 GB08041W)とグラスウールの吸音材(旭ファイバーグラス アクリアマット)を組み合わせて床がだんだん上がってきました。この下地材に使う大建の遮音マットがすごく分厚い。これで遮音と振動を防ぐ役割があるようです。この遮音マットと吸音材の3重構造になるとか。これが天井・壁も同じようにきます。元々の広さが11帖以上ある部屋が壁がなんと2倍以上の厚さになることから実際は約9帖の広さになります。

スタジオとしては決して広いというスペースではないので階段下スペースもうまく活用することに。(これだけでもかなりコストアップになってしまいました・・・ができる限り使えるスペースは使いたいと思い採用)

床が2重構造までできた時点で天井の作業に。

まず、天井には建物の梁などに直接、音や振動が伝わらない吊り天井という工法を行います。部材はDAIKENの防振ゴム天井Mという防音用施工工部材をします。そこに遮音シート・吸音材を敷き詰めます。

天井も高かったのがどんどん厚くなり低くなっていきます。(これはしょうがない!!)そんな中でも大工さんが頑張ってくれて2.35mくらいの高さまでとってくれました。

そんな中、音楽室以外の通路・待合室・トイレの壁紙が貼られました。壁紙は撥水コート、抗菌、防カビ、表面強化などデザインだけでなく機能性も考えて選びました。石膏ボードの時とはかなりイメージ変わってとてもいい感じになってよかったです。木製の手すりもいい感じです。また玄関・エントランスの床も完成。これで建物に入りやすくなりました。

ついに1F音楽スタジオの天井部の完成!

そして次は壁の防音工事です。基本的に壁も床・天井と同じように元々の建物の下地とは干渉しないようにほんの少しの空間を開けた構造になります。この空間がデットスペースとなりそれにより部屋が狭くなってしまうのですがそうすることで防音効果をより高めることができます。

壁が遮音シートで真っ黒。この上に吸音材・遮音パネルがきます。遮音シートはDAIKENのGB0307、遮音パネルはDAIKENの12.5 GB0104を使用。音はほんのちょっとの隙間からでも漏れてしまうのでこう言った部材の効果を最大限に活かすために隙間なく施工しないといけません。そこで防音効果をより高める施工部材で大建の防音用施工部材「気密遮音コーキング333K GB0903」で隙間を完全に無くします。そして、外への音と振動をシャットアウトするためにその構造がトータル3重にも重なってきます。。。(2022年2月中旬)

3重構造の分厚い壁・・・音をシャットアウトするためには壁を分厚くする・・・考え方的にはとてもシンプルです。。。スタジオ内に収納スペースも確保。ここに扉は設置しないのでこのスペースももちろん防音施工を施してあります。(2022年3月3日)

2階サブスタジオの防音扉が先に設置されました。防音ドアはDAIKEN A00 木目デザインのアドバンス(A)です。1点ロックのグレモン錠と扉内部のしっかりしたドア枠の高剛性フレームにより、高い気密性を確保しています。また大型のパッキンも採用している防音ドアです。通常の住宅用のドアよりも重さを感じました。

遂にミルフィーユのような3重構造の防音壁が全て完成しました。(2022年3月11日)窓枠の奥行きとスタジオ入り口の横幅で壁の厚さがわかると思います。ちなみに今は窓が1枚だけですがこれだとここから音が漏れてしまうので後日これが5重窓となります!!

そして

壁の穴からスピコンがぶら下がっているのはスタジオモニタースピーカーを天井から吊る為、コードが邪魔にならないようにと見た目をすっきりさせる為に壁の内側からパワードミキサーまで通してもらいます。

そして床面の防音施工ももう少し。振動が一番伝わる面だからでしょうか。床の遮音マット(ダイケンS18 GB08041W )は壁と比べてさらに厚いものになっています。(2022年3月12日)

1Fメインスタジオの2重の金属製の防音扉が設置されました。これにクロスが貼られます。写真では分かりづらいですがメインスタジオは9帖以上の広さがあります。

1Fの窓が5重窓になりました。こんな窓・・・初めて見ました。インパクトありすぎです。。。2Fサブスタジオは2重窓が設置されました。というのも普通音楽スタジオに窓はないことがほとんどだと思います。ただし、外の明かりを入れたくて2面に窓を設置してスタジオに自然の光を取り入れれるようにしています。ここで一旦、防音工事がひと段落(まだ終わっていませんが)ついたところで明日からスタジオのクロスが貼られていきます。(2022年3月14日)

電気関係ですがギターアンプ・ベースアンプ・ミキサーの音質面を考えて専用回路を入れます。配置も使用しやすい位置を考えて設置。

また、換気扇も防音対応の換気扇(大建工業換気扇防音フード21型【SB0405-21】)を設置。この換気扇が防音用ということでなかなか見た目がゴツイです。なんだかエイリアンみたい。ライブ配信など、安定したネット環境が使えるように有線LANも設置。

少しでも広さを取るためにモニタースピーカーも天井から吊るします。そのためにスピーカーを吊るす天井部は補強を入れてもらいました。選んだモニタースピーカーはPAスピーカー定番のElectro-Voice(エレクトロボイス)/SX300E(1台約14.5キロほど)。パワードミキサーは安定のYAMAHA/EMX5014Cを導入。これも場所を確保するために壁に掛けてもらいました!天井・壁掛けにすることでトータル1.5帖分ほどスペースを広くとれることになります。

そして、このままだと音が反響しまくってまともに演奏ができませんので吸音材を取り付けていきます。ただ、むやみやたらに貼りまくるとせっかくのクロスが隠れてしまうので見た目と吸音効果のバランスをとりながらドラム背面に大きな吸音マットで埋めて天井にはピラミッド型の吸音材SONEX (ソネックス) PYR2をダクトレールのラインに合わせてとポイントで貼っていきました。

完成

ついに完成!1Fは約9帖ほどの完全防音スタジオ。バンド演奏も可能です。2 Fは約6帖の簡易防音スタジオ。こちらは個人練習や電子ドラムでの演奏が可能なスペースとなっています。また待合室も完備しておりゆっくりくつろげるスペースもあります。このスタジオでは福岡県三井郡大刀洗町の隠れ家的な音楽スタジオとして音楽教室・レンタルスタジオ・レコーディングとして利用でき、ここからたくさんの音楽が生まれることを願っています。

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